『平成27年度テーマ別改善運動発表会』にてSPCが参画した2つのサークルが発表しました
1月26日(火)に都庁大会議室で、平成27年度テーマ別改善運動発表会「改善提案2016~医療現場での取組」が開催されました。都立・公社病院や療育センターなど18施設227チームの中から選ばれた18チームが集まりましたが、多摩・小児それぞれの代表チームにはSPCのメンバーも参画し、成果を発表しました。
◎テーマ名:業務の効率化に向けた診療支援システムの構築
◎サークル名:データバンクって、なんですの?
シチューを作ろうと思って具材を準備していたら、カレーが食べたくなってカレーに変更。なんて経験ないですか?!
診療業務では様々なコンピュータシステムが存在し、蓄積された膨大なデータは利用目的に応じて活用されています。先ほどの例では具材が蓄積データで、シチューやカレーが利用目的になります。具体例としては、小児総合医療センターでは医師が患者単位で検査情報を参照しながら結果を『書き写していた(=具材を取り出していた)作業を代行するようなシステム』を構築し、取り出したデータを活用しやすくしました。
有りそうで無く、簡単そうで難しい取り組みでしたが、医師から「いいね!」
って感想を頂いた時には非常にやりがいを感じました。これからも継続的に課題や効率提案等、挑戦したいと思います。(多摩医療PFI㈱ )
◎テーマ名:時間管理による再滅菌コストの削減
◎サークル名:多摩総合流ときめきを感じる滅菌物の片付け法
多摩総合医療センターでは滅菌物の有効期限を『時間』で管理してきましたが、欧米では滅菌が破綻する原因は『事象』(落とす、濡らす、圧迫する)であるという考えで管理されていて、滅菌有効期限が切れた滅菌物の再滅菌コストの削減にも繋がるテーマとして病院と一緒に取り組みました。
これからは、滅菌物を『事象』管理に変更出来るよう取り組んでいきますが、一番難しいのは、滅菌物の保管環境を保つ事です。そのためには、滅菌物を取り扱う全ての人に事象管理(落とさない、濡らさない、圧迫しない)を理解して頂くことが重要ですので、関係する方々にはご協力をよろしくお願いします。当日の発表までいろいろと大変でしたが、実際の業務に繋がるテーマでしたのでやりがいがありました。(日本ステリ㈱ )